Nutanixってなんぞや

最近、HCI製品の中でもNutanixが話題になることが多くなってきました。

NutanixはNutnaix社がリリースしているHCI製品です。

Nutanix社は2009年にアメリカでスタートアップした企業です。
WEBサービス企業であるGoogleやFacebook社でデータセンターの設計していたエンジニアたちがスピンアウトして設立しました。2017年にはNASDAQに上場をしています。

WEBサービスの世界では膨大な数の汎用的なサーバと独自で作り込んだシステムを組み合わせて基盤を構成しています。サービスの拡大に合わせてサーバの拡張を行っていますが、メンテナンス中となっているタイミングもないですよね。
また、膨大な数のサーバが動いているので常にどこかでハードウェア故障する可能性がありますが、故障に影響されず常に安定してサービスが提供できています。

このようなインフラ基盤のコンセプトをWEBスケールとよびます。

NutanixはこのようなWEBスケールのコンセプトを一般の企業でも簡単に利用できるようにすることを目的に製品をリリースしています。

製品の特徴としては以下のようなものがあります。
・シンプルでわかりやすい画面、簡単な操作
・無限にスケールアウトできる
・ハードウェア障害時にもサービスに影響させない仕組み
・ファームやハイパーバイザーアップデートも無停止で
・エンタープライズなストレージに要求される機能を満たす豊富な機能

参考:Nutanixの管理画面

Nutanixをベースにすると仮想化の提案の際に悩むバックアップの機能が充実していて困ることがほとんどなくなりました。
そして、何よりも安定した動作でトラブルが少ない。
トラブルシューティングの相談が少ないので助かっています。

最近は、Enterprise Cloudというコンセプトも打ち出し、クラウドとオンプレ、サーバレスな世界でも活用できる機能などを充実させています。

上記のような内容は、先日紹介した本「Nutanix Hyper Converged Infrastructure入門」で紹介していますのでよろしければ目を通してください。

次回以降、ユーザ目線での情報含めて、気になる機能やネタを少しずつ紹介していきます。


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