Test Driveで遊んでみる 〜Nutanix Mine編〜
本記事は、Nutanix Advent Calendar 2020に投稿した記事(12/14)です。
昨年度のAdvent Calendarでも紹介があったTest Driveがどこまで進化したのか、試してみました。
TestDriveできること
https://www.nutanix.com/au/one-platform?type=td2以前はHCIが中心だったTest DriveもHCI以外のEnterprise Cloud Platformの各種製品の体験ができるようになっています。
・HCI Platform
・Nutanix Era
・Nutanix Files
・Nutanix Flow
・Nutanix Carm
・Nutanix Mine
・Nutanix Xi Leap
・Nutanix Clusters
・Nutanix Era
・Nutanix Files
・Nutanix Flow
・Nutanix Carm
・Nutanix Mine
・Nutanix Xi Leap
・Nutanix Clusters
こうやってみると、Nuatnixの製品ラインナップが充実してきていることを実感できます。HCI/Xi Leapについては、過去に紹介されている方がいるので、今回はMineで遊んでみましょう。
本来、Mineは専用のハードウェアアプライアンスです。
Mine上で動作するバックアップソフトはHYCUとVeeamです。Test Driveでは、Mine with HYCUの環境が準備されています。Mineの実機を準備して触れる機会が今までなく、今回初チャレンジしてみました。
Mine上で動作するバックアップソフトはHYCUとVeeamです。Test Driveでは、Mine with HYCUの環境が準備されています。Mineの実機を準備して触れる機会が今までなく、今回初チャレンジしてみました。
Test Driveの有効化
サイトから、メールアドレス(要ビジネスメール)を登録してしばらく待っていると、メールにTest Driveが有効になったよとメールがきます。
メールのリンクのURLを開く、もしくは、申し込み時のブラウザからログインし直接コードを打ち込んでTest Driveを有効化すると、4時間ほど評価環境として評価できます。
Mine(Prism)にログイン
Test DriveのMineはGCP上で動作するシングルノードのAHVで構成された仮想マシンです。
Prismにログインすると、「Nutanix Mine with HYCUのTest Driveへようこそ」というダイアログが表示されます。
このダイアログに従って操作すると、Mineの構成がどのようになっているか、順番に把握していくことができます。
ダイアログの指示を見失ってしまった場合は、右下の「?リンクをクリック」をクリックしてGuided Toursをクリックするとはじめからやり直せます。
ただし、相変わらず、途中から再開ができないのは変わってません…。
ただし、相変わらず、途中から再開ができないのは変わってません…。
ダイアログを順に追っていくと次のようなことが確認できます。
Mine上で動くHYCUの仮想アプライアンス
HYCUのバックアップ用ボリュームがVolume Gruopでマウントされていること
PrismにMineダッシュボードが統合されていること
HYCUのWEB UIにログイン
通常のMineであれば、HYCU Dashboard画面の右上にある Launch HYCU をクリックしてHYCUの画面を表示させます。ダイアログによる説明を無視して操作していくこともできるのですが、バックアップソフト(HYCU)側の WEB UIを表示させるためには、ダイアログのStep18番目の「次へ」をクリックして表示させる必要があります。ここまでは、ダイアログ通りの操作を行ってください。
HYCU WEB UIの確認とクラスタの登録
Mineで実際のバックアップジョブは、それぞれのHYCUのWEB UIから設定します。
HUCUのログイン画面が表示されます。
HUCUのログイン画面が表示されます。
ID/Passwordは登録済みです。(admin/admin)Sign InをクリックしてログインするとHYCUのWEB UIが表示されます。
HYCU上でもダイアログが表示され、指示通りにクリックしていくと、構成やバックアップジョブの作成方法などを確認できます。
Mineに登録されたNutanixクラスターの確認
バックアップ取得
バックアップ対象の選択
登録されたNutanixクラスター上で動作する仮想マシンはHYCU上でも表示されます。
ジョブ実行時のステータス
仮想マシンを複数選択し、ポリシーを割り当てるとNutanixのスナップショット機能と連携してバックアップが取得されます。
ただ、MineやFlow、Filesといった追加で環境が必要なもの、クラウド利用が前提のXi LeapやClustersなどは、NutanixCE環境をお持ちの「逸汎的」なご家庭でもなかなか環境が用意できません。気軽にお試しという意味で、以前と比べるとかなり触れることができる範囲が増えているTest Driveで試してみてはいかがでしょうか。
https://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/brand/hycu/
・MineクラスタのPrismアクセス
・Mineで動作するHYCUのWEBコンソールへのアクセス
・HYCUによるバックアップ・リストア操作
・ウィザードを無視して色々画面を見たり、設定を変えたりすること
例えば、インターネットアクセスしてSoftware UpdateからFilesアプライアンスをダウンロードしたり…。
・Mineで動作するHYCUのWEBコンソールへのアクセス
・HYCUによるバックアップ・リストア操作
・ウィザードを無視して色々画面を見たり、設定を変えたりすること
例えば、インターネットアクセスしてSoftware UpdateからFilesアプライアンスをダウンロードしたり…。
できないこと
・Mineの初期展開(展開済み)
・コンソールアクセス
・IPアドレス直での接続(ローカルアドレスなので)
・本番サイト側のPrismへのログイン
・Filesのバックアップ(Filesが展開されていないため)
・手順25番目以降の手順
・コンソールアクセス
・IPアドレス直での接続(ローカルアドレスなので)
・本番サイト側のPrismへのログイン
・Filesのバックアップ(Filesが展開されていないため)
・手順25番目以降の手順
(私が試した際ではOracle環境のバックアップ操作以降のヒントが表示されない)
まとめ
HCIの機能については、Nutanix Community Editionで触り込むのが一番製品のキャッチアップにつながります。もちろん、ちょっとした画面の確認といった場合では、Test Driveは非常に有用です。
ただ、MineやFlow、Filesといった追加で環境が必要なもの、クラウド利用が前提のXi LeapやClustersなどは、NutanixCE環境をお持ちの「逸汎的」なご家庭でもなかなか環境が用意できません。気軽にお試しという意味で、以前と比べるとかなり触れることができる範囲が増えているTest Driveで試してみてはいかがでしょうか。
私なりにNutanix Mineを触ってみた感想です。
HCI環境はスケールアウトさせていくことが前提の環境です。レプリケーション先にバックアップ用のNutanix Clusterを用意することで一番シンプルに構成することができますが、環境によってはコスト的に厳しいケースも考えられます。
Mineは即時のDRを求めずバックアップができればいいという環境や、DatabaseやActive Directoryなどのアプリケーションを考慮したバックアップが求められる場合、Nutanix以外の環境のバックアップも一緒にやりたい場合、スケールアウトが求められる環境の場合などで、検討材料にあげてもいいのではと思える製品です。スケールアウト可能なバックアップ製品となると、他社の製品でもかなり高価な製品が比較・選定候補となります。MineはNutanixで一括管理可能なソリューションであることが利点になると感じました。
参考になるサイト
C&S Engineer Voice(Blog)
HYCUとしての直接の操作は次のサイトが参考になります。https://licensecounter.jp/engineer-voice/blog/brand/hycu/
Test Drive登録方法(動画)
Nutanixが紹介するTest Drive登録方法は動画でも紹介されています。https://nutanix.gallery.video/jpdemo/detail/videos/demos/video/6168660648001/test-drive-%E3%81%AE%E5%A7%8B%E3%82%81%E6%96%B9?autoStart=true
以上、「Test DriveのMineで遊んでみた」でした。
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