Nutanix CEをセットアップ後、最初にやること(AHV入門編)
Nutanix Advent Calendar 2018に参加しています。2枚目の10日目への投稿です。
最近、AHV環境で仮想マシンを動かすまでどうやったらいいの?と相談いただくことが多いです。
そこで、AHVをまだ使ったことがない方向けに、AHVを気軽に試せるNutanix CEを使って、初期セットアップ後、仮想マシンを動かす前にやることを整理してみました。
やること
0.日本語化1.ネットワークの構成
2.コンテナの作成
3.イメージサービスへのISOイメージの登録
4.仮想マシンの作成
詳細
0.日本語化
Prism Elementのインターフェースを日本語に変えることができます。ただし、一部の画面はは英語
Prism Elementの右上の歯車印をクリックし、Language Settingをクリックします。
デフォルトは英語ですが、日本語に変更することができます。
1.ネットワークの構成
Prism Elementの右上の歯車印をクリックし、ネットワーク構成をクリックします。Nutanixの仮想スイッチにVLANをアサインしていきます。
タグなしのネットワークの場合はVLAN IDに0をアサインします。
上位スイッチで複数のVLANで通信可能なトランクモード(Cisco用語ですね。)を構成しいている場合は仮想マシンの割り当てる予定のVLAN IDを登録してきます。
2.コンテナの作成
コンテナは仮想マシンのイメージを保存する領域のことを指します。設定のため、次の手順で画面を開きます。
Prism Elementの左上の「Home」の文字をクリックし、「ストレージ」を表示させます。
概要・ダイヤグラム・テーブルと表示される中で、「テーブル」をクリックします。
Storage Containerをクリックすると次の3つのコンテナが表示されます。
①default-container-xxxxxxx
②Nutanix ManagementShare
③SelfServiceContainer
②・③の領域についてはシステム側で利用しているため、消さないでください。
圧縮や重複排除などの機能を使う場合などは既存のコンテナの設定を変えるか、新たにコンテナーを作成します。
なお、ADVERTISED CAPACITYを設定することで、コンテナで使用できる容量を制限することができます。
3.イメージサービスへのISOイメージの登録
仮想マシンにOSをインストールする場合、ホストのCDROMドライブを使ったり、操作する端末からISOイメージをマウントさせるといった操作を行います。ただ、NutanixにはCDROMは搭載されていません。
Nutanix CE(AHV)の場合、「イメージサービス」にインストーラーのISOイメージファイルをPrismからアップロードします。
Prism Elementの右上の歯車印をクリックし、ネットワーク構成をクリックします。
Windowsベースの仮想マシンを利用する場合、「Nutanix-VirtIO Driver」も登録しておきます。
これで仮想マシンをセットアップするため事前の準備ができました。
4.仮想マシンの作成
実際に仮想マシンを作成していきましょう。Prism Elementの左上の「Home」の文字をクリックし、「仮想マシン」を表示させます。
概要・テーブルと表示される中で、「テーブル」をクリックします。
仮想マシンの一覧が表示されます。
新しい仮想マシンを作る場合は、右上の緑のアイコン「+仮想マシンを作成」をクリックして仮想マシンを作成してきます。
ここでのポイントとしては次のようなものがあります。
・CPU/メモリの割り当て
CPUについては仮想CPUとCore数を設定できます。
メモリは割り当たサイズが「予約」されます。
・ストレージ割り当て
TYPE:DISKで構成します。
仮想マシンのボリュームはあらかじめ作成したコンテナに割り当てます。
また、インストールのISOイメージをCDROMにマウントさせておきます。
・ネットワークの割り当て
Network Adapters (NIC)で「1.ネットワークの構成」で準備したVLANをアサインします。
作成後、仮想マシンをPowerONすると仮想マシンが起動してきます。
起動後、Nutanix Guest Toolsを忘れずにインストールしておきましょう。
AHVの使い方がわからない、不安だといったことを聞きますが、このような形で簡単にセットアップができます。
あとはリソースの許す限り仮想マシンを作成して遊んでみましょう♪
Nutanix Advent Calendar 2018 2枚目、次回はShadowhwatさんです。
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